グループの45年の軌跡

エムティティ株式会社の会社創立は1971(昭和46)年に遡る。個々の企業や産業の要求に合うよう中間加工し付加価値を高めた製品を提供し、その過程でどこにどのような需要があるのかといった標準品開発のターゲットとなる市場を開拓した。

その中でも超小型直流安定化電源+トランス絶縁型アイソレーション・アンプモジュール がエムティティが電子産業分野にメーカーとして参入する第一歩を示すものです。

82年には日本ディジタル・イクイップメント、コーポレーション社とOEM 契約を締結し、重化学工業プラントへのプロセス監視制御システムを、また大学および研究所へ計測システムを納入し、これが85年のDSP研究所設立の機運を促し製品の自社開発へと繋がった。
その後、国産初の汎用 DSP ボードが発売し、これらは磁気浮上システムの能動磁場を用いた非接触型軸受を有する超高速回転モータ(おもに遠心分離機)に利用されている。

80年代末からは、蓄積したアナログ技術と最先端のデジタル技術を融合しネットワーク通信分野をもカバーすることに注力した。
87年に計測制蓹用データ収集システム「PHENIX」が、翌年には分散型トータル計測・制システム「 FALCON 」が発売、94年には業界最小高密度実装型信号変換器「MS2900」シリーズを発売し、95年には工業用タッチパネル・コンピュータ「MT C-1000シリーズ」を発売した。

2000年代のエムティティの製品開発は、それまでに出そろった主力商品で確固たる地歩を固めるべく、産業用コンピュータ「WinGuard」、「VMEバス対応高速信号処理ボードのDSPシリーズ」、「絶縁信号変換器MSシリーズ」等のブラッシュ・アップに邁進した。

そして現在「比類なき価値と高品質、信頼性に裏付けられたいいモノづくり」という起業以来のエムティティのテーマが決して揺らぐことはない。
2020年にエムティティグループは、会社設立45周年を迎える。

1975年 工業計測機器の製造・販売を目的として(株)工業計測研究所を設立
高崎工場開設と共に、プロセス計測・制御用絶縁型信号変換器を開発し販売開始
1977年 資本金を1,050万円に増資
1978年 資本金を2,100万円に増資
1979年 資本金を3,500万円に増資
1980年 群馬県高崎市に高崎工場を竣工
1981年 資本金を5,000万円に増資
関西(神戸)営業所を開設
1982年 資本金を7,600万円に増資
社名を「エムティティ株式会社」に変更
1984年 名古屋営業所、つくば営業所を開設
1985年 DSP研究所を神戸市内に開設
関西営業所を大阪市内に移転、大阪営業所に改組
1987年 計測制御用データ収集システム「PHENIX」を発売
1988年 リアルタイム適応信号処理システム「REASP」を発売
1989年 本社屋を竣工(東京・四谷)すると共に、東京営業所を開設
1990年 PC98対応DSPモジュール「LORY」を発売
1991年 適応型寄与度解析システム「GENESIS」を発売
1992年 VMEバス対応高速信号処理システム「EAGLE」を発売
1993年 マルチDSPモジュール「LORY Turbo」を発売
PC-AT対応DSPモジュール「HERON」を発売
1994年 高密度実装型信号変換器「MS2900」シリーズを発売
1995年 工業用タッチパネル型コンピュータを発売
1996年 工業用シングルボードコンピュータ(SBC)の輸入販売を開始
多目的遠隔監視装置「MT-5000」を発売
分散型信号変換ユニット「CC2900」を発売
1997年 大型TFT液晶モニタ「MPD1040」を発売
台湾「Topvision社製」液晶モニタの輸入販売を開始
Pentiumプロセッサ搭載のタッチパネルコンピュータ「MTC-2000」「MTC-2010」を発売
1998年 12.1インチパネルコンピュータ「MTC-2012」を発売
OEM向けパネルコンピュータの出荷を開始
1999年 PCIバス対応「DSP6067」ボードを発売
新「HERON」シリーズを発売
DSP研究所を神戸事業所に改組
大阪営業所を関西営業所として神戸に移転
高崎工場を高崎事業所に改組
ISO 9001認証取得(高崎事業所)
2000年 産業用コンピュータ「WinGuard」シリーズを発売
2001年 PCIバス対応高性能ボード「DSP6367」を発売
VMEバス対応高速信号処理ボード「DSP8114」「DSP8126N」を発売
高密度実装型信号変換器「MS3900」シリーズを発売
2002年 産業用コンパクトPC「WinGuard-Mini」シリーズを発売
高崎事業所新工場(本工場)を竣工すると共に、旧高崎工場をICS工場に改組
ISO9001-2000移行・拡大認証取得(高崎事業所)
関西営業所を大阪市内に移転、大阪支店に改組
2003年 EC-NET対応アナログ入力モジュール「CME1301」を発売
VME対応DSPボード「DSP8067A」その他を発売
2004年 端子台型ハイグレード絶縁信号変換器「MS3000」シリーズを発売
薄型プラグイン方式絶縁信号変換器「MS3700」シリーズを発売
DSK(DSP Starter kit)ベースのDSP開発プラットホーム「S-BOX」を発売
組込用DSPモジュール「DSP10001」を発売
ISO14001認証取得(高崎事業所)
ISO9001-2000拡大認証取得(全事業所)
2005年 ISO14001-2004拡大認証取得(全事業所)
2006年 HERON DSPボード「DSP6067B」を発売
HERON 拡張I/Oモジュール User Defining FPGA搭載ボード「FPGA32」を発売
ICS工場をIPC工場に改組
端子台型絶縁1出力/2出力信号変換器「MS3100」シリーズを発売
WinGuardシリーズ「WG350」を発売
2007年 ディジタルBPMシステム「Libera」を発売
高崎事業所新工場(大類工場)を竣工すると共に、本工場を高崎工場にIPC工場を倉賀野工場に改組
1GHZ固定小数点DSP開発プラットホーム「S-BOX64」を発売(DSKベース)
2008年 Remoto I/O「ME1000」シリーズ発売
高速シリアル通信搭載マルチDSPボード「DSP8067T」発売
2009年 HERON DSPボード「DSP6085SH」を発売
白色LEDバックライト搭載タッチパネルモニタ「iTM」シリーズを発売
2010年 プラグイン方式絶縁信号変換器「MS5300」シリーズを発売
プラグイン方式絶縁信号変換器「MS5500」シリーズを発売
ネットワーク対応型高速デジタルコントローラ「iBIS」を発売
フロッピーディスクドライブエミュレータ「WG-FDCF」を発売
神戸事業所内に神戸営業所を開設
2011年 超小型3ポート絶縁 アイソレーションモジュール「Trisolator」を発売
2013年 新JIS対応 電源・通信・信号用避雷器「MLP」シリーズを発売
2014年 福岡営業所を開設
第4世代 Core i搭載ボード「PICO880」「MANO881」を発売
自社設計 高機能産業用コンピュータ「iMX-4701」を発売
2015年 マイクロシグナル株式会社を完全子会社化
高速デジタル信号処理システム「SEAGULL」シリーズを発売
2016年 リモートI/Oシステム「Alchis」シリーズを発売
超小型FPGAボード「Red Pitaya」を発売
リアルタイム・ターゲットマシン「Speedgoad」製品を発売
千葉県千葉市に「エムティティファーム」を開設
2018年 薄型絶縁信号変換器「MS5000」シリーズを発売
2019年 純粋持株会社制に移行し、エムティティホールディングス株式会社に商号変更
計装事業を分社化し、エムティティ株式会社を設立
組込システム事業を分社化し、エムアイエス株式会社を設立
2020年 マイクロシグナル株式会社の振動試験装置事業をエムアイエス株式会社に承継し、エムアイエス株式会社船橋事業所を開設
2022年 本社を東京都新宿区市谷本村町に移転
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